夏の榊栽培では、水やりがとても重要な作業になります。特に暑さが厳しい時期には、広い畑をホースで回るだけでもかなりの体力を消耗します。そこで、軽トラックに簡易の散水機を載せて、少しでも負担を減らせないかと考え、自作してみました。
高価な機械は手が出ませんでしたが、タンクとホース、動力噴霧器を使って、自分たちの畑に合った形に組み立てました。荷台にタンクを積み、噴霧器で水を送るシンプルな仕組みです。
使いながら改良を重ねていますが、作業効率が上がっただけでなく、何よりも炎天下の中を長時間歩き回らずに済むため、作業する人の熱中症のリスクを減らせるのが大きなメリットだと感じています。
こうした現場に合わせた道具を、自分たちの手で工夫して作る作業は、とてもクリエイティブで面白さもあります。完璧ではありませんが、これからも使い勝手を良くしながら、楽しみつつ改良していけたらと思っています。

